台風12号は、長期間、同じような所で影響を与える傾向があります

台風12号は、午前6時現在、九州の西海上にあり、火曜日にかけてほとんど停滞する見込みです。そのため、九州では、台風の影響を長い時間受けそうです。九州付近には上空に寒気を伴った低気圧も停滞しており、大気の状態が非常に不安定です。局地的に猛烈な雨となるおそれもあるので、警戒が必要です。さらに、台風から遠ざかった四国や東日本の太平洋側でも、同じような所で雨が続き、大雨になるおそれがあります。
また、北陸地方や東北地方の日本海側では、台風からの南風が山脈を超えるフェーンによって、気温が上がる予想です。きのうほどでは無いにしても、引き続き、35度以上の猛暑日となりそうです。熱中症などの体調管理に注意してください。

気象予報士・山崎 貴裕

画像について:30日午前6時の台風12号の位置と進路予想。

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