防災の大切さ映画で 東日本大震災、熊本地震を経験した柳原さんら“熱演”

「いつか君の花明かりには」の予告編より。防災の重要性などについて語る柳原志保さん

 東日本大震災や熊本地震を経験し、防災意識の向上を目指して活動する人たちを取材したドキュメンタリー映画「いつか君の花明かりには」が完成し、各地で上映されている。和水町の防災士柳原志保さん(45)も出演し、日頃からの備えの大切さを訴えている。

 ともに防災士である山崎光氏と小川光一氏が共同監督として製作。熊本など8都県で撮影し、岩手県陸前高田市の津波到達地点に桜を植える活動をしているNPOの代表らも出演する。上映時間は約50分。

 宮城県多賀城市で東日本大震災の被害を受け、移住した熊本でも熊本地震に遭った柳原さんは、自身の経験から学んだ教訓を各地で講演している。映画では、西原村の被災地で、地元区長と防災について話し合う様子なども映し出される。

 柳原さんは「災害が繰り返され、備えの大切さが分かっていてもなかなか行動に移さない人たちに、なぜ防災が必要なのかを映画を通して伝えたい。特に子どもを守る親がどうあるべきかを強調した」と力を込める。

 同映画製作委員会は、団体などからの依頼に応じ、今月中旬から岐阜県などを皮切りに上映を始めた。ただ、現時点で県内での上映予定はないという。

 「大切な人を災害から守ってほしいという思いで作った。ぜひ熊本でも上映してほしい」と小川氏。

 上映費用は、共同監督どちらか1人の講演がセットで5万円(監督の交通費除く)。公式サイトから申し込む。公式サイトや動画投稿サイト「ユーチューブ」で予告編も視聴できる。(前田晃志)

(2018年7月30日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

©株式会社熊本日日新聞社

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