子供たち真剣 科学塾で心臓の音を聴く

 長崎県西彼長与町の県立大シーボルト校は28日、小学生を対象にした「夏休み からだとこころの科学塾2018」を同校で開いた。参加した小学4~6年生や保護者ら計約50人が、心臓や呼吸など体の仕組みについて学んだ。
 同校看護学科教員が講師を務めた。子どもたちは「心臓の働き」「からだの不思議を知ろう」など三つのコーナーを順番に回り、講師の話を熱心に聞いた。
 「からだの音を聞いてみよう」のコーナーでは、子どもたちが自分のおなかに聴診器を当て「トクトク聞こえる」とびっくり。モデル人形の心臓と肺の音を聴いた町立長与小4年の古川綾菜さん(9)は「正常な音は静かで緩やか。病気の音はヒューヒューと聞こえた」などと真剣な表情で話した。

モデル人形の胸に聴診器を当て体の音を聴く子どもたち=県立大シーボルト校

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