2018年殿堂入り式典が行われる 新たに6選手が殿堂へ

日本時間7月30日、2018年のアメリカ野球殿堂入り式典がニューヨーク州クーパーズタウンで行われ、チッパー・ジョーンズ(元ブレーブス)、ブラディミール・ゲレーロ(元エンゼルスなど)、ジム・トーメイ(元インディアンスなど)、トレバー・ホフマン(元パドレスなど)、ジャック・モリス(元タイガースなど)、アラン・トラメル(元タイガース)の6名がスピーチで喜びを語った。

ジョーンズ、ゲレーロ、トーメイ、ホフマンの4名は全米野球記者協会の投票により選出され、モリスとトラメルの2名はベテランズ委員会の選考による殿堂入り。ジョーンズとトーメイは有資格初年度、ゲレーロは同2年目、ホフマンは同3年目での殿堂入りとなった。

ブレーブス一筋で19シーズンにわたって活躍し、MVP1度、首位打者1度、通算打率.303、468本塁打などの輝かしい成績を残したジョーンズは、「ボビー、あなたは私の両親に次いで私のキャリアに大きな影響を与えてくれた人物です。ドラフトで指名してくださって、私を試合で使い続けてくださって、そして私を信じ続けてくださって、ありがとうございました」とブレーブスでの恩師、ボビー・コックスへの感謝を述べた。

通算449本塁打を放ち、エンゼルス移籍1年目の2004年にMVPを受賞したゲレーロは、8年間プレイしたエクスポズではなく6年間プレイしたエンゼルスの帽子を選択し、エンゼルスの選手として史上初の殿堂入り。歴代8位の612本塁打を放ったトーメイ、史上初の通算600セーブを達成したホフマンもそれぞれ喜びを語り、ホフマンにとってパドレス時代の恩師であるブルース・ボウチー(現ジャイアンツ監督)も教え子の晴れ舞台を目撃すべく、クーパーズタウンに駆け付けた。

モリスは2014年に得票率61.5%、トラメルは2016年に得票率40.9%に終わり、殿堂入り投票の資格を失っていたものの、ベテランズ委員会の選考と投票を経て見事殿堂入り。両者とも1984年のタイガース世界一戦士であり、モリスは「1984年は素晴らしい年だった。デトロイトの街には本当に感謝しているよ」と地元ファンへの感謝を口にした。

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