ブレーブスがオリオールズから救援右腕・ブラックを獲得

日本時間7月30日、ブレーブスはインターナショナル・ボーナスプール25万ドルとの交換で、オリオールズからブラッド・ブラックを獲得したことを発表した。ブラックは昨季まで3年連続で62試合以上に登板しており、今季もここまで42登板。実績十分の右腕を獲得し、ブルペンの強化を図った。

ア・リーグ東部地区の最下位に低迷し、今季終了後にフリーエージェントとなる主力選手の放出に着手しているオリオールズは、すでにマニー・マチャドをドジャース、ザック・ブリットンをヤンキースへ放出。アダム・ジョーンズやジョナサン・スコープらの放出も噂されるなか、トレード第3弾はセットアッパーないしクローザーとして活躍してきたブラックの放出となった。

2016年に71試合で10勝4敗2セーブ24ホールド、防御率2.05という好成績をマークし、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たしたブラックだが、勤続疲労の影響か、今季はここまで42試合に登板して1勝2敗11セーブ3ホールド、防御率4.85と精彩を欠いている。日本時間6月23日の時点では防御率3.41をマークしていたものの、その後の12登板では被打率.356、防御率9.00とめった打ち。7月に入ってからの防御率は10.80となっており、今回のトレードがブレーブスの戦力アップに繋がるかどうかはブラックの復調次第と言える。

ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMは「我々はブルペンの補強を必要としていた」とブラック獲得の意図を説明。「以前のようなシーズンを過ごすことはできていないけど、復調の余地があると考えている。彼が過去に成し遂げてきたことを考えれば、必ず戦力になってくれると思うよ」と元オールスター右腕の復調に期待を寄せた。

なお、ブレーブスは先日、レイズからジョニー・ベンタースを獲得しており、インターナショナル・ボーナスプールとの交換によるブルペン補強はこれが2件目。5年ぶりのポストシーズン進出に向けて着実に弱点の補強を進めている。

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