台風12号、ループか 影響長引く懸念も

台風12号は、今後も変わった動きをとりそうです。30日から31日にかけてループするような動きをし、31日午前9時には屋久島の東南東でゆっくりになる見込みです。そのため、九州や四国では、台風による影響が長時間続くおそれがあり、九州南部と奄美地方、四国地方を中心に非常に激しい雨が降り、西日本は31日にかけて大雨となるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水に警戒が必要です。

一方、北陸地方では台風が速度を落とすため、南風によるフェーン現象と暑さが続きます。福井や長岡(新潟)では31日にかけて3日連続で最高気温が35℃以上の猛暑日となるでしょう。30日は新潟県(中条)などで38℃を超える可能性があります。熱中症に注意してください。

気象予報士・甲斐 友貴

画像について:30日午前9時の台風12号の位置と進路予想。

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