日系米国人の功績紹介 在福岡領事館が各分野18人の動画公開

在福岡米国領事館が公開している動画の一場面。写真は元プロ野球選手のウォーリー与那嶺さん

 在福岡米国領事館(福岡市)が、日系米国人の功績を紹介する動画を制作し、会員制交流サイト(SNS)で公開している。ハワイ出身の日系4世で熊本にルーツがあるジョイ・未知子・サクライ首席領事は「さまざまな分野で日系人が米国社会に貢献していることを知ってほしい」と呼び掛けている。

 日本からハワイへの移民が始まって今年で150年を迎えたのに合わせ、企画した。政治や経済、スポーツ、文化の各分野から16組18人を選び、3分弱に収めた。領事館のツイッターとフェイスブックで視聴できる。

 人種差別解消に尽力した元上院議員のダニエル・イノウエさん、戦後初の外国人選手として日本のプロ野球で活躍したウォーリー与那嶺さん、アジア出身者で初めてアカデミー賞助演女優賞を受賞したナンシー梅木さんら多彩な顔触れが並ぶ。

 サクライ首席領事は、熊本地震後の2016年8月に着任し、復興支援を呼び掛ける動画を制作するなど、熊本の応援や交流にも力を注いできた。

 母方の曽祖父母が熊本からの移民。5月に両親がハワイから来日し、天草に住む親戚と交流したという。熊本について「つらい災害があっても、一緒に頑張っていこうという姿勢を強く感じる」と思いを語る。

 11月には、日米協会の国際シンポジウムが熊本市で初めて開かれる。両国の懸け橋を担う立場として「日米関係をより強くするとともに、多くの人が熊本に来て、復興を応援する機会に」と期待する。(小林義人)

(2018年7月30日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

©株式会社熊本日日新聞社

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