メッツ・ウィーラー 6回無失点&決勝タイムリーの活躍

【メッツ1-0パイレーツ】@PNCパーク

トレード市場で注目を集めているメッツのザック・ウィーラーが投打にわたる活躍でチームを勝利に導いた。初回に二死一、二塁のピンチを脱したウィーラーは、三者凡退のイニングこそ一度しかなかったものの、パイレーツ打線に連打を許さず6回5安打無失点の好投。打っては5回表二死一塁の場面でライトへのタイムリー二塁打を放ち、この試合唯一の得点を叩き出した。メッツはその後、7回からの2イニングをセス・ルーゴ、9回をアンソニー・スウォーザックが無失点に抑えて逃げ切り。ウィーラーはメッツでの最終登板となる可能性のある試合を白星で飾った。

今季5勝(6敗)をマークしている右腕にはヤンキース、ダイヤモンドバックス、ブリュワーズ、レッズなどが興味を示していることが報じられている。この試合での好投によりトレード市場における価値はさらに高まったと見られるが、ウィーラー自身は「ここに残りたいんだ」と残留願望を口にする。「メッツは才能のある選手の集団だと思う。先発投手陣も優秀だ。僕はその一員でいたいと思っているし、ここでプレイし続けられることを願っているよ」とウィーラー。フリーエージェントとなるのは早くても来季終了後であり、メッツにはウィーラーの放出を急ぐ理由はないが、球団フロント陣は「メッツ愛」を貫く右腕についてどのような決断を下すのだろうか。

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