F1第12戦ハンガリーGP決勝トップ10ドライバーコメント

 2018年F1第12戦ハンガリーGP決勝トップ10に入ったドライバーたちが日曜日を振り返った。

■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=1位

(STR13について語り)この3、4戦は苦しんだから、今回6位を獲得できたことに本当に驚いている。前回の週末はQ1落ちして、ウイリアムズの1台に負けたのに、今週末はウイリアムズを周回遅れにした。コースによってマシンがとてもよく機能する場合がある。本当に驚いたよ。でも、そういう時こそ、最大限のポイントを確保する必要があるんだ。

(ホンダのパワーユニット/エンジンについて聞かれ)今日は問題は全く起きなかった。僕らには高いポテンシャルがあり、彼らを前進させるだけの力があるということを証明し、彼らの意欲をより一層高めるためには、今日のような結果を出すことが最も効果的だと思う。サマーブレイク前ということもあって、皆にとって大きな後押しになるんじゃないかな。シーズン後半、彼らのパフォーマンスがさらに向上することに期待したい。

■ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン 決勝=7位

 今日の結果に大満足だ。1周目もうまく行って、いくつかポジションを稼ぎ、それを最終的な成績につなげることができた。1周目を別とすれば、比較的淡々としたレースだったものの、僕らにとってはそれで良かったんだ。チームとしてはダブルポイントフィニッシュだ。これならいい気分で休暇に入れるね。

■マクラーレンF1チーム
フェルナンド・アロンソ 決勝8位

 ピットウォールが完璧な戦略を実行してくれたおかげで、いい日曜日になった。ファーストスティントをできるだけ長く取るというプランで、他のドライバーたちより15周ぐらい長く走った。それによって僕とストフェル(・バンドーン)は3つか4つ、ポジションを上げることができた。

 今日は8位と9位でフィニッシュできるはずだった。でもストフェルにギヤボックストラブルが起きて、彼はポイントを獲ることができなかった。トラブルがなければ完璧な日曜になったのにね。

 それでもいい結果を出して、チームのために4ポイントを加算したから、満足している。結局のところ、日曜にどの位置で終えるかが大事なんだ。

 これから休暇に入る。僕の場合は(WECがあるから)8月中旬にもうレースに復帰するんだけどね。

(Formula1.comのインタビューで語り)ハッピーな一日だったよ。今回も土曜には苦しんだけど、肝心な日曜にしっかり結果を出すことができた。これから2週間は完全にオフだ。何をするかは秘密だよ!

■ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=9位

 フラストレーションが募るレースだった。ソフトタイヤでは1周目が厳しいのは分かっていた。そして、スタートの蹴り出しは良かったのに、ターン1で押し出されて、いくつか順位を下げてしまった。

 レースが少し落ち着いてからは、徐々にペースを上げていき、ピットストップの前後には何度かいいタイムも記録した。ただ、その後はトラフィックに巻き込まれて、マクラーレンの2台に対して遅れを取り、彼らにピットストップで逆転されてしまった。あの時、何が起きていたのか分析する必要があるが、いずれにしても、今日はもっといいレースができたはずだと思う。

■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 決勝=10位

 2台が揃ってトップ10に入れて、本当に良かった。ただ、僕にとってはイライラが募るレースだった。今回のような状況で、タイヤをうまく使う方法を理解する必要がありそうだ。僕は(カルロス・)サインツJr.よりコンマ5秒から1秒近く速かったのに、彼の背後で50周を過ごすことを強いられた。前のクルマに近づくと、すぐにタイヤがグリップを失って何もできなくなるんだ。

 その点は少し残念だったけど、全体としては、チームのみんなが素晴らしい仕事をしたと思う。戦略で(ニコ・)ヒュルケンベルグと(ブレンドン・)ハートレーの前に出られたのは、ペースはとても良かったことを証明するものだ。概して言えば、僕のペースは十分に速かったし、2台ともトップ10に入れて良かった。とてもいい週末をすごせたよ。今日のレースペースは、10位よりずっと上に値するものだった。

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