ウジミナス、新日鉄住金の副議員3氏が交代

 ブラジル・ウジミナスは26日に開いた経営審議会(取締役会に相当)で、新日鉄住金から選出されている副議員3氏の交代を決めた。新日鉄住金の人事異動に伴うもので、うち1人は初となる現地人の女性を起用した。

 これまでの副議員は能勢大伸・南米新日鉄住金社長、前家洋彦元顧問(現新日鉄住金化学執行役員)、佐藤一郎執行役員海外事業企画部長の3人。今回の改選により、8月1日付で南米新日鉄住金社長に就く秋山雄一氏とウジミナスプロジェクト上席主幹の宮原達也氏、ブラジル人女性のマーサ・レジーナ・コエーリョ・テイシェイラ・ラサンセ氏へと代わった。

 副議員は正議員が参加できない場合に代行を務め、取締役会の決議に参加する。新日鉄住金以外の株主であるテルニウムなどからも同様に副議員が選ばれており、直近では従業員代表として正議員を務めていたルイス・カルロス・デ・ミランダ取締役が従業員代表選挙に疑義があるとして労働裁判所の追求を受け活動を停止。従業員代表から副議員に選ばれていたエディリオ・ラモス・ヴェローゾ氏が26日の経営審議会で代理を務めている。

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