レッドソックスが内野手補強 エンゼルスからキンズラー獲得

日本時間7月31日、レッドソックスはタイ・バットリーとウィリアムス・ジェレスとの交換でエンゼルスからイアン・キンズラーを獲得するトレードが成立したことを発表した。レッドソックスは正二塁手のダスティン・ペドロイアが故障で長期欠場しているため二塁手を固定できず、また、正三塁手のラファエル・ディバースが昨日故障者リスト入り。キンズラーの獲得により、内野陣にテコ入れを施した格好だ。

レッドソックスは今回のトレードでエンゼルスからキンズラーと、キンズラーの残り年俸の半分に相当する180万ドルを獲得。今季ここまで91試合に出場して打率.239、13本塁打、OPS.710をマークしているキンズラーは、レッドソックス加入後も引き続き二塁のレギュラー格として起用される可能性が高い。ペドロイア離脱により空いた二塁の穴を埋めていたエドゥアルド・ヌニェスやブロック・ホルトは、本来の役割であるユーティリティに戻り、当分の間はディバースが離脱中の三塁の穴を埋めることになるだろう。ディバース復帰までの間は二塁・キンズラー、三塁・ヌニェスが基本の形となりそうだ。

エンゼルスへ移籍するバットリーはMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでレッドソックスの19位、ジェレスは同23位にランクインしている有望株。25歳のバットリーはまだメジャー経験こそないものの、今季はAAA級で32試合に登板して防御率2.25、被打率.216、奪三振率13.09という好成績を残している。リリーフ本格転向2年目の今季、急激に成績を向上させており、メジャーデビューの日もそう遠くはなさそうだ。一方、26歳のジェレスもメジャー未経験であり、今季はAAA級で34試合に登板して防御率3.63、被打率.241、奪三振率11.94をマーク。先発からリリーフに転向したバットリーとは違い、ジェレスは2014年のプロデビュー以来リリーフ一筋でマイナー通算167試合に登板している。

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