一服の涼を求めて 熊本市地域担当職員お薦めスポット

玩具問屋「むろや」の店内に残る井戸で、水をくむ荒井正俊さん=熊本市中央区
早朝6時すぎ、ウオーキングや仕事前の参拝客が訪れる健軍神社。境内は木々で囲まれている=熊本市東区
「釣耕園」の園内にある日本庭園には、金峰山からの湧き水が流れている=熊本市西区
アクアドームくまもとの「水のテラス」。噴水や浅い池があり、地元の親子連れに人気がある=熊本市南区
八景水谷公園=熊本市北区

8月も猛暑が続きそう。せめて気分だけでも一服の涼を味わいたい。春の「花の名所」に続き、熊本市の地域担当職員に、お薦めの水辺や緑陰を教えてもらった。

◆店内に井戸残る「むろや」 中央区新町

 玩具問屋「むろや」(荒井正俊社長)の一角には、江戸時代の井戸が今も残る。「駄菓子やおもちゃがずらりと並ぶ中にあり、秘密基地みたいです」と中央区まちづくりセンターの廣島知仁さん(45)。直径90センチ、底までの深さ約6メートル。水温19度という地下水は、つるべを使ってくむことができる。営業時間(午前9時~午後5時)なら誰でも見学可。店の外には、特設の手押しポンプ井戸(水道水)もある。(酒森希)

 ※駐車場8台。

◆境内で森林浴気分「健軍神社」 東区健軍本町

 健軍神社は熊本市内で最古の神社と伝えられる。「早朝の境内はすがすがしく、森林浴に似た気持ちよさです」と東部まちづくりセンターの小倉真奈美さん(49)。約2万5千平方メートルの境内は木々で囲まれ、樹齢約800年のクスノキなど6本のご神木が見守る。朝6時ごろには、ウオーキング途中の参拝客らが立ち寄っていく。「1日の元気をもらえますよ」(木村恭士)

 ※神社北側の駐車場50台は24時間利用可能。

◆湧き水流れる江戸庭園「釣耕園」 西区島崎

 江戸時代に第3代肥後熊本藩主の細川綱利が、お茶屋として建てた。私有地だが庭は開放されている。山渓を取り入れた日本庭園には、延命水を水源にする紙屋川の湧き水が流れる。漢詩人米田波門[よねだはもん]が「雲を耕し、月を釣る」と詠み、名前の由来となった。花園まちづくりセンターの竹永宣央さん(44)は「紙屋川沿いにほかにも『熊本水遺産』に登録されている水辺や庭園があるので、涼を求めて散策してみては」。(熊川果穂)

 ※同園横に約30台の駐車場。

◆噴水人気「水のテラス」 南区荒尾

 アクアドームくまもと敷地内にある「水のテラス」。深さ最大20センチの“水たまり”や石造りの噴水があり、幼児でも気軽に水遊びできると人気のスポットだ。南部まちづくりセンターの甲斐怜志[さとし]さん(35)は「そばに木陰や芝生広場もあり、週末などは家族連れでにぎわいます」。毎週水曜の清掃作業中を除き、8月末まで開放されている。(猿渡将樹)

 ※駐車場約400台。大会開催時には混雑する。

◆水道発祥の地「八景水谷公園」 北区八景水谷

 湧き水の水辺が多様な生物をはぐくみ、バードウオッチングの場所としても親しまれる八景水谷公園。熊本市上水道の発祥の地でもあり、園内には熊本の地下水について学べる「水の科学館」もある。清水まちづくりセンターの山畑量平さん(48)は「公園で思いっきり遊んだ後に、池に入ると気持ちいいと思います。木陰の遊歩道を散歩すると、風も涼やかですよ」。(小山智史)

 ※駐車場は約30台。

(2018年8月1日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

©株式会社熊本日日新聞社

紙面を彩った火の国球児たち

「夏の甲子園100回」を記念し、熊本出身のスターたちの〝球児〟時代を取り上げます。 第3弾は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(熊本工出、人吉市出身)です。

ご購入はこちらから