火口カメラの復旧着々 10月運用再開へ 阿蘇火山博物館

火口監視カメラの格納施設からコンクリート用型枠を取り出す作業員ら。右は中岳第1火口の湯だまり=阿蘇市

 阿蘇市の阿蘇火山博物館が阿蘇中岳第1火口縁に設置し、熊本地震で損壊した火口監視カメラの復旧工事が進んでいる。10月の運用再開に向け、31日はカメラのコンクリート製格納施設で土台造りが行われた。

 カメラは火口の西側と北側に各1基あり、気象庁や県内5社の放送局に映像を配信していた。地震と2016年10月の爆発的噴火でカメラと格納施設(高さと幅約2メートル、奥行き約5メートル)が損壊した。北側のカメラは被災状況が確認できず、西側のみ復旧している。

 一帯は一般の立ち入り禁止区域。作業員はガス検知器を持参し、補修を完了した格納施設にカメラを固定するコンクリート製土台(高さ約40センチ)を設置した。

 8月下旬からの最終段階の工事では、広角撮影が可能で、火山ガスなどに耐えられる超高感度カメラを設置する。工事は火口周辺の立ち入り規制が続いた影響で約1カ月遅れたが、10月から映像配信を再開する計画だ。

 博物館への映像の送信方法は、長さ4・8キロの光ケーブルから無線に変更する。

 工事を請け負った業者の主任(51)は「最新技術を結集しており、素晴らしい映像を提供できると思う」と胸を張った。(岡本幸浩)

(2018年8月1日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

©株式会社熊本日日新聞社

紙面を彩った火の国球児たち

「夏の甲子園100回」を記念し、熊本出身のスターたちの〝球児〟時代を取り上げます。 第3弾は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(熊本工出、人吉市出身)です。

ご購入はこちらから