トレイルランニング日本代表 陸自対馬の川崎さんが異動で静岡へ 「レースで活躍、朗報届けたい」

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 起伏の激しい山道を走るトレイルランニングの日本代表選手で、陸上自衛隊対馬駐屯地(長崎県対馬市)の2等陸曹、川崎雄哉さん(33)=長崎県新上五島町出身=が、1日付で富士山麓の滝ケ原駐屯地(静岡県御殿場市)に異動する。川崎さんは「富士山登山駅伝で毎年優勝の強豪チームがある駐屯地。トレイルランだけでなく、駅伝でも長崎県出身者の名を高めたい」と意気込んでいる。

 川崎さんは長崎県立上五島高卒業後の2004年、陸自入隊。長距離走が得意で、大村駐屯地(長崎県大村市)勤務の15年、「多良の森トレイルランニング」で初優勝したのをきっかけに、マラソンとは違う景色や技術を楽しめるトレイルランの魅力にのめりこんだという。

 2016年に赴任した対馬では、有明山などでトレーニングを重ね、昨年6月にイタリアであったトレイル世界選手権に日本代表として初出場。スペインで5月にあった世界選手権(距離85キロ、累積標高約5千メートル)では、35キロ地点で転倒し左ひざを4針縫うけがをしたが、331人中27位(9時間40分59秒)で完走した。

 川崎さんは「対馬は妻と出会い、日本代表にもなれた思い出の地。寂しいが、レースで活躍し朗報を届けたい」と話している。

トレイルラン日本代表のユニホームで走る川崎さん=長崎県対馬市厳原町、有明山登山道