非武装地帯の見張り所撤収など協議…北朝鮮と韓国が将官級会談

4月の南北首脳会談で発表された「板門店(パンムンジョム)宣言」履行のための将官級軍事会談が7月31日、板門店の韓国側施設「平和の家」で行われた。朝鮮中央通信が伝えた。

会談には、朝鮮人民軍のアン・イクサン陸軍中将を団長とする北朝鮮側代表団と、キム・ドギュン国防部対北政策官(陸軍少将)を首席代表とする韓国側代表団が参加した。

同通信は会談の内容について「朝鮮半島での軍事的緊張の緩和と戦争の危険解消のために提起される懸案が真しに論議され、今後も必要な問題を引き続き協議、解決していくことにした」と伝えた。

一方、会談終了後に会見したキム・ドギュン氏は、板門店の共同警備区域(JSA)の非武装化、非武装地帯(DMZ)での朝鮮戦争戦死者の遺骨の共同発掘、DMZ内にある見張り所(GP)からの兵力と装備の撤収などについて「真摯かつ虚心坦懐に対話した」と説明。具体的な履行の時期と方法については協議を続けていくとした。

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