西武、ホークス大竹に打線が沈黙 辻監督はリベンジ誓う「次は打つでしょう」

西武・辻監督【写真:荒川祐史】

先発の高木勇には「見ての通りだよ。球も高い」

■ソフトバンク 14-6 西武(1日・メットライフ)

 西武は1日、本拠地でのソフトバンク戦を6-14で大敗した。復活を期してマウンドに登った先発の高木勇人投手が4回途中8失点と、試合を作れずに降板。打線もプロ初登板初先発となったソフトバンク・大竹に8回2得点と抑え込まれた。

 プロ野球では初めてとなる育成出身でのプロ初登板初先発初勝利を献上する形となったソフトバンク・大竹について辻監督は「真っすぐが見せ球になっての変化球。(球種は)チェンジアップとフォークかな、その使い分け。そんなに低めに来るわけではないけど、のらりくらりとやられるとね」と語った。

 それでも悲観する様子は全くなく「次は打つでしょう。(ソフトバンクも)当ててくるでしょうし、来てくれれば」と、次戦でのリベンジを誓っていた。

 一方、指揮官が期待を込め先発マウンドに送り出した高木勇は4回途中8失点で降板。ファームでの3か月間、この日のために準備してきたはずであったが「期待してもらっての登板でしたが、納得できる投球ができなかったです」と右腕は肩を落とした。指揮官も「見ての通りだよ。球も高い。ベースのところへ低めにという意識で行かないと」と苦言を呈した。

 連勝は6でストップしたが辻監督は会見が終わると「スッキリ」と一言つぶやいた。日本ハムと2ゲーム差となったが、大敗を引きずることなく、気持ちを明日へ向けていた。(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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