「お元気に」被爆者見舞う 長崎市長ら 原爆病院など訪問

 長崎原爆の日を前に、田上富久長崎市長と五輪清隆市議会議長が1日、長崎市茂里町の日赤長崎原爆病院と三ツ山町の恵の丘原爆ホームを訪ね、被爆者を見舞った。
 長崎原爆病院では、17歳の時に爆心地から約4・5キロの大浦町周辺で被爆した中村寿賀惠さん(90)に花束などを手渡した。
 田上市長らは「当時は何をしていましたか」などと質問。当時、川南造船所で働いていた中村さんは「その日は何かの都合で仕事を休み、大浦にいた」「近くの学校の塀が倒れたり、家の壁が飛ばされたりした。けがは無かった」と答えていた。
 田上市長は「元気にしていてくださいね」と声を掛けた。

田上市長から花束を受け取る中村さん(右)=長崎市、日赤長崎原爆病院

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