「被爆地から発信 大きな意味ある」 国連事務総長 式典出席で田上市長

 国連のグテレス事務総長が8月9日に営まれる長崎市の平和祈念式典に出席することについて、田上富久市長は1日、市役所で報道陣に、「長崎の平和への思いを感じてもらった上でメッセージを被爆地から発信してもらうのは大きな意味合いがある。世界各国のリーダーが被爆地を訪問する流れにつながることを期待したい」と述べた。
 事務総長は来日中に安倍晋三首相との会談も予定しており、市長は「(日本政府が署名を拒否している)核兵器禁止条約をどう生かすのか、という方向に促してもらえれば」と期待した。

グテレス事務総長の式典出席への期待を語る田上市長=長崎市役所

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