ママ向けの英語教室 熊本市の35歳女性 家に帰り、子どもに伝えて

ママ向けの英会話教室を開く緒方広子さん=熊本市東区
緒方さんの教室で、英語の絵本を読み上げる参加者

 熊本市中央区の緒方広子さん(35)は、同市内の公民館などでママたちを対象にした英語教室を開いている。参加者が自宅に戻って子どもと会話することで、学びが深くなり、楽しさも倍増すると好評だ。(清島理紗)

 「グッドモーニング」「ソーリー、アイムレイト」

 東区の湖東公民館。集まったママと緒方さんの間で交わされる言葉は、ほぼ英語だ。乳幼児連れの人が多く、託児もある。赤ちゃんを抱っこしてあやしながら講義を受ける参加者もいた。

 「とても暑い日ですね」「窓を開けてもらえますか?」「おむつを変えてもいい?」など、日常生活や子育て中に役立つ英会話を学んでいる。生徒同士で会話し、英語の絵本を読んで文法を学ぶ“英語漬け”の2時間だ。

 緒方さんは外国映画好きな母親の影響で、英語を好きになった。カナダ留学や、青年海外協力隊員としてアフリカ・マラウイでの活動も経験。学校で学んだ英語が身に付かない人の多さを実感していた。

 ある日、緒方さんが幼いめいと遊んでいて、絵本を英語に訳して読み聞かせると、めいは喜んでフレーズを繰り返した。この経験などがきっかけで「親が子に教える」スタイルを着想したという。

 緒方さんは2012年、ママ向けの英語教室を開講。ママだけでなく、孫に教えたいという60代の参加者もいる。

 大人は子どもに伝えることで、学習した内容が自分に定着する。親子の間ではたとえ間違っても恥ずかしくないし、継続しやすい。子どもも自然に興味を持ち、まねして覚えていく相乗効果がある。

 週1回の教室を楽しみにしているという保育士の吉村恵子さん(32)=東区=は3児の母。「自宅で小学4年の長男らと英語で話している。お互いに理解が深まっていると思う」と話している。

 緒方さんは2月、親子の会話を紹介した「ママとコHappy英会話」を出版。教室参加者から要望のあったフレーズを多く盛り込んだ。

 「起きるとき」「ご飯の準備」など日常生活の場面別に「まだ寝てるの?」「テーブルの上を片付けてもらえる?」など、すぐ使える会話が満載だ。

 緒方さんは「日本にいながら英語力を上げる人が増えてほしい」と願っている。

 「ママとコHappy英会話」は1500円。教えてママ出版TEL050(6862)0540。

 ※緒方さんは18日午前10時半から、熊本市中央区のTSUTAYA AVクラブ琴平店で、親子の英会話体験イベントを開く。無料。定員30人。大人だけの参加も可。TEL096(371)1288。

(2018年8月2日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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