日本の機動力野球「世界に通用」 日米大学選手権など出場、児玉遊撃手(文徳高出)

日米大学野球選手権を振り返る九産大2年の児玉亮涼遊撃手=山鹿市

 7月に行われた日米大学野球選手権とハーレム国際大会に、大学日本代表として出場した児玉亮涼(りょうすけ)遊撃手(九産大2年、文徳高出)がこのほど帰熊。「日本の機動力野球が世界に通用することを実感した」と振り返った。

 児玉は玉東町出身。5歳で野球を始め、玉東中1年途中から熊本北部リトルシニアで硬式野球に取り組んだ。今年6月の全日本大学選手権でチーム初の4強入りに貢献、初めて代表に選ばれた。

 米国で開催された日米大学選手権では、5試合全てに先発出場。日本は通算2勝3敗で敗れた。「米国の投手は球が速く、ストレートでも微妙に動くのが印象的。納得のいく打撃はできなかったが、犠打などでリズムを崩すことはできた」

 続いてオランダで開かれたハーレム国際大会には、キューバや台湾など6チームが出場。予選と決勝ラウンドを行い、日本は12大会ぶり4度目の優勝を果たした。児玉は全7試合で先発出場。オランダ戦で2点スクイズを決めるなど「機動力でかく乱できた」と自信を深めた。

 長期間の海外遠征で悩まされたのは食事。「ご飯が大好きだから、パン中心の食事が合わなかった」。165センチ、60キロと小柄だが「さらに体重が減ってきたのでカップ麺でしのいだ」と苦笑する。

 今後の目標は「もっとパワーをつけて、来年の大学選手権で優勝すること」。プロも視野に努力を続ける決意だ。(中村美弥子)

(2018年8月2日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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