〈八戸三社大祭〉はちのへ山車振興会が設立50周年

50周年を祝う横断幕を掲げ、練り歩く小笠原修会長(中央)=1日、八戸市

 約300年の歴史を誇る八戸三社大祭の伝統を守るため、全山車組の27団体で継承に取り組んでいる「はちのへ山車振興会」(小笠原修会長)が今年、設立50周年の節目を迎えた。1日のお通りでは、小笠原会長らが記念の横断幕を掲げ、半世紀の活動に思いを巡らせながら八戸市中心街を練り歩いた。沿道からは「いつも祭りを盛り上げてくれてありがとう」と感謝の言葉も。小笠原会長は「地域の期待を胸に今後も魅力を伝え続けたい」と決意を新たにした。

 同振興会は1968年、19の山車組が連携して設立。山車制作、お囃子(はやし)の継承のほか世代間交流の促進にも取り組んできた。2016年の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録の大きな原動力にもなった。

 山車組のつながりは、多くの場面で生かされてきた。近年では東日本大震災が発生した11年、市職員互助会山車組の山車小屋が大きな被害を受けた際、他の山車組が復旧をサポートし、全山車組の参加につなげた。

 今年はユートリー(八戸地域地場産業振興センター)内に展示する新たな山車制作も請け負った。

 小笠原会長は「祭りの参加者や来場者に支えられてここまできた。後継者不足など課題もあるが、これからも山車組と連携して、より良い祭りにしていきたい」と前を見据えた。

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