韓国圧延メーカー「チョイル・アルミ」、UACJが業務提携解消

 UACJ(社長・石原美幸氏)は1日、韓国のアルミ圧延メーカーであるチョイル・アルミニウム(本社・大邸広域市、社長・李榮鎬氏)との業務提携を解消したと発表した。旧古河スカイが2008年10月に締結した「連続鋳造法を利用したアルミ板材の生産・開発に関する契約」だったが、契約期間満了に伴い関係を解消。これに伴いUACJが保有していたチョイルの株式5%は売却した。提携関係は解消したが、今後もアルミ板の取引を継続することで合意している。

 旧古河スカイは08年当時、チョイルが得意とするアルミ連続鋳造法を利用し、自動車熱交換器用材料における日本国内マーケットへの対応力強化と、自動車をはじめとする各種マーケットにおける新製品の開発強化を目的に業務提携した。しかしながら昨今の国内自動車熱交換器材料のマーケットの変化やグループ内でも連続鋳造設備を保有していることから、業務提携を見直し契約も解消することを決めた。

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