創成館 初戦は創志学園(岡山) 難敵に闘志

 第100回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が2日、大阪市のフェスティバルホールで行われ、長崎県代表の創成館は第5日の1回戦第3試合(9日13時)で創志学園(岡山)と対戦することが決まった。

◎創成館ナイン「思い切り」「どんどん攻めたい」
 創志学園(岡山)との対戦が決まった長崎県代表の創成館。投打とも力のある相手に対して、稙田監督は「強いでしょう。初対戦でデータもないが、試合までに研究できる時間はある。(午後1時開始の)暑い中で粘り強くやれるか。ロースコアの接戦にしたい」と気を引き締めていた。
 高校日本代表候補で最速150キロを誇る2年生右腕の西、岡山大会全5試合で本塁打を放った金山を擁する難敵。厳しい戦いも予想されるが、リードオフマンの主将の峯は「最初に自分が差し込まれたら悪い流れになる。振り遅れずに思い切り捉えたい」、西と同じく代表候補のエース川原も「楽しみ。どんどん攻めたい」と一歩も引かない構えだった。
 試合当日は初出場だった2015年に続いて、長崎に原爆が投下された9日。稙田監督は「記念の大会に何か運命的なものを感じている」、峯は「しっかりと勝って応援に応えたい」と言葉に力を込めた。

抽選会で気持ちを新たにした創成館の選手ら=フェスティバルホール
抽選後、健闘を誓って握手を交わす創成館の峯圭汰主将(右)と創志学園の金谷温宜主将

© 株式会社長崎新聞社