国民・玉木代表が来崎、会見 参院選「野党共闘探る」

 国民民主党の玉木雄一郎共同代表が2日、長崎市内で会見し、来年夏の参院選での野党連携について「長崎に限らず1人区では1人に絞って与党と向き合うことが重要。他党との連携を強化したい」と語り、共闘態勢の構築の必要性をあらためて訴えた。党代表選(今月22日告示、9月4日投開票)に関しては、自身の対応について、立候補予定者への事前説明会がある9日を一つのめどに判断する考えを示した。
 参院選長崎選挙区(改選数1)では、白川鮎美氏が党公認で出馬を予定。野党からは共産党も候補者を擁立する考えだが、玉木氏は「安倍政権の現状がひどすぎるという点で一致できる。最大限の調整を図りたい」とした。共産党との安全保障政策の違いについて「日米安保や自衛隊が重要な役割を担っていることを理解していただきたい」としながらも、「考え方が違うのは尊重しながら、一致できるところを探りたい」とした。
 会見では、白川氏と次期衆院選長崎4区で公認候補として立候補を予定している宮島大典氏がそれぞれ決意を語った。
 玉木氏は2日、市中心部で街頭演説をし、有権者に政権交代への支持を訴えた。

参院選での野党連携に意欲を見せる玉木代表(中央)=長崎市宝町、ザ・ホテル長崎BWプレミアコレクション

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