熊本地震の経験を食に活用 千葉県のメーカーがレトルトおかゆ発売

石井食品と一般社団法人「防災ガール」が共同開発した「potayu」。熊本地震の被災者の声を開発に生かした=2日、熊本市

 総合食品メーカーの石井食品(千葉県)は、熊本地震の被災者の声を生かして開発したレトルトのおかゆ「potayu(ぽたーゆ)」を発売した。常温で保存でき、賞味期限は約1年。非常食にも活用できる。

 2日、熊本市中央区のカフェで聞き取りに協力した被災者にお披露目した。

 被災時に役立つグッズを開発・発信している一般社団法人「防災ガール」(東京)との共同開発。「野菜が少ない」「栄養が偏る」といった避難所生活を経験した被災者の声を基に野菜をたっぷり使い、玄米がゆと野菜のポタージュを合わせたような商品に仕上げた。

 原料として県産玄米を使用。保存料や合成着色料は使っていない。コーンとパンプキン、トマト味の3種類。温めてもそのままでも食べられる。各378円。

 石井智康社長は「熊本の皆さんのおかげで完成した。商品の原料に熊本県産品を使うなど、今後も復興に役立つことを探していきたい」と話した。

 新商品は、県内では熊本市南区のフーディワン浜線店で扱っており、同社の通販サイトや、ネット通販大手アマゾンのサイトでも購入できる。(山本文子)

(2018年8月3日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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