細川ガラシャ展、4日開幕 県立美術館本館

展示作業が進む細川ガラシャ展の会場=熊本市中央区

 明智光秀の娘で、肥後細川家2代・細川忠興[ただおき]の妻となり、波乱の人生を送った細川ガラシャ(1563~1600年)の実像に迫る展覧会「細川ガラシャ」が4日、熊本市中央区の県立美術館本館で始まる。熊日、県立美術館、永青文庫、熊本放送などの主催で、9月24日まで。

 県立美術館本館には2008年、細川家に伝わる名品を紹介する永青文庫展示室が開設した。ガラシャ展は、その開設10年を記念する特別展。

 ガラシャの本名は明智玉[たま]。織田信長の命令で、16歳で忠興と結婚する。1582年、光秀が本能寺の変を起こすと、謀反人の娘とみなされ、幽閉される。その後、キリスト教を信仰、洗礼を受ける。1600年の関ケ原の戦い直前、敵の石田三成の人質になるのを拒み、命を絶ったとされる。

 会場では、ガラシャ自筆とされる手紙や、忠興のために自ら織ったという衣、死後に描かれた肖像画や絵画などの資料、本能寺の変にまつわる明智光秀の書状など計約110点(会期中に一部を入れ替える)を展示する。

 山田貴司・同美術館学芸課参事は「戦国・桃山時代の大きな政治局面に関わり、意志を持って生きたガラシャの生涯にできる限り迫った。死後、彼女のイメージがどう形作られたかも見てほしい」としている。(中原功一朗)

(2018年8月3日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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