「高校生平和大使にノーベル賞を」4日出版

 今年のノーベル平和賞の候補になった高校生平和大使について、1998年の活動開始から現在までの活動の歩みをまとめた本「高校生平和大使にノーベル賞を」が4日、出版される。
 長崎新聞の過去の記事と2014年に出版された「はばたく高校生平和大使」(同社刊)などを基に、刊行委員会(平野伸人代表)が監修。平和大使らの思いや、ノーベル平和賞の候補になった経緯がつづられている。平和大使のやりがいと苦労についてのアンケートや、歴代平和大使の卒業後の人生、核廃絶に対する考えなども特別収録した。
 長崎市役所で2日、平野代表と、21代目平和大使で県立長崎西高2年、徳永雛子さん(16)を含む平和大使ら計10人が会見。徳永さんは「同世代に読んでもらい、『平和とは何だろう』と考えてもらう機会になれば」と話した。
 長崎新聞社刊。A5判、148ページ。1500円(税別)。書店やインターネットで購入できる。問い合わせは長崎新聞社出版室(電095・844・5469)。

これまでの活動をまとめた本をPRする高校生平和大使=長崎市役所

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