7月の表彰選手が発表 最優秀選手はラミレスとカーペンター

日本時間8月3日、7月の表彰選手が発表され、月間最優秀選手にホゼ・ラミレス(インディアンス)とマット・カーペンター(カージナルス)、月間最優秀投手にクリス・セール(レッドソックス)とザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)、月間最優秀新人にルルデス・グリエルJr.(ブルージェイズ)とフアン・ソト(ナショナルズ)、月間最優秀救援投手にエドウィン・ディアス(マリナーズ)とフェリペ・バスケス(パイレーツ)がそれぞれ選出された。

ラミレスは打率.322(90打数29安打)、8本塁打、25打点、11盗塁、OPS1.164の好成績をマークし、自身初の月間最優秀選手に選出。日本時間7月31日に今季31号&32本塁打を放って両リーグ最多に並び、7月末までに32本塁打を放ったのはインディアンスでは2001年のジム・トーメイ以来17年ぶりの快挙となった。カーペンターは打率.333(93打数31安打)、11本塁打、21打点、OPS1.222という大活躍でメジャー8年目にして月間最優秀選手に初選出。7月に放った11本塁打は両リーグ最多であり、1ヶ月間でシーズン通算のOPSを.871から.960へと急上昇させた。

セールは4試合に先発して25回を投げ、3勝0敗、防御率0.36、43奪三振と完璧に近いパフォーマンスを見せ、2ヶ月連続通算4度目の月間最優秀投手に選出。25イニングを投げて失点はわずか1点のみであり、対戦した96人の打者から43個の三振を奪う圧巻のピッチングを披露したが、左肩の炎症により日本時間8月1日に故障者リスト入りしてしまった。グレインキーは5試合に先発して33回2/3を投げ、4勝0敗、防御率1.60、35奪三振の好成績をマークして通算3度目の月間最優秀投手に選出。すでに11年連続の2ケタ勝利を達成しており、防御率2.96はダイヤモンドバックス移籍後ベストの数字となっている。

グリエルJr.は打率.423(71打数30安打)、4本塁打、14打点、OPS1.086という素晴らしい活躍で月間最優秀新人に初選出。日本時間7月12日から30日にかけて記録した11試合連続マルチヒットはブルージェイズの球団記録を更新し、1912年のシューレス・ジョー・ジャクソンと1925年のサム・ライスに並ぶリーグタイ記録となった。ソトは打率.299(97打数29安打)、5本塁打、15打点、OPS.924をマークして2ヶ月連続の受賞。まだ19歳ながらすでに13本塁打を放っており、10代の選手としては1951年のミッキー・マントルと並ぶ歴代6位タイの本数となっている。

ディアスは10試合に登板して10回を投げ、0勝1敗9セーブ、防御率0.00、19奪三振という素晴らしいパフォーマンスを見せて今季3度目となる月間最優秀救援投手に選出。早くもシーズン40セーブに到達しており、球団記録はもちろん、メジャー記録を更新する可能性が取り沙汰されるほどのハイペースである。バスケスは14試合に登板して12回1/3を投げ、1勝0敗8セーブ、防御率1.46、22奪三振の好成績で自身初の月間最優秀救援投手に選出。今季すでに24セーブをマークしており、左腕によるシーズン最多セーブ球団記録に並んでいる。

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