ひぐちグループ ホテル事業参入 2019年末開業へ

 遊技業や外食事業などを展開するひぐちグループ(長崎市、樋口益次郎社長)は、同市築町にホテルを建設し、ホテル事業に新規参入する。ホテルは11階建てで1、2階部分に宿泊客や一般客らが利用する飲食店を入れる計画。8月中旬に着工、2019年12月の開業を予定している。
 建設場所は同グループが運営するパチンコ店「まるみつ」や飲食店「ひぐち」の店舗があった跡地で、敷地面積は713平方メートル。旧店舗は老朽化のため5年前に取り壊し、市中心部の好立地を生かした跡地活用策を検討してきた。
 ホテル名は「ホテルH2 トリップアンドビジネスナガサキ」。総延べ床面積は4488平方メートルで、客室数は156室。ビジネス客や観光客を中心とした利用を想定している。
 同グループはまるみつ、ひぐちのほか、ファミリーレストラン「ジョイフル」のフランチャイズ展開や「TSUTAYA遊ING」の運営などを手掛け、17年11月期の売上高は1020億円。ホテル事業を新たな経営の柱に育てる狙いもある。
 ホテルを運営するグループ会社「H2」の担当者は「『憩いと安らぎを』の経営理念の下、地域に寄り添えるようなホテルづくりをしていきたい」としている。

ひぐちグループが長崎市築町に建設するホテルの完成イメージ図(同グループ提供)

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