ジャイアンツ・バムガーナーが決勝打 好投手対決制す

【ジャイアンツ8-1ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)とザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)という好投手同士の投げ合いとなった一戦は、バムガーナーが投打にわたって活躍したジャイアンツに軍配が上がった。1対1の同点で迎えた5回表二死三塁のチャンスで打席に入ったバムガーナーは、カウント2-0からの速球を捉えてレフトへの勝ち越しタイムリーを放ち、これがこの試合の決勝点に。本職のピッチングではやや球数が多く、5回限りで降板となったものの、5回1失点の好投で今季4勝目(4敗)をマークした。

2014年から4年連続で3本塁打以上を放ち、2014年と2015年にはシルバースラッガー賞を受賞するなど、メジャーリーグの投手では屈指の打撃力を誇るバムガーナー。今季はこの試合での決勝打を含め、まだ2本しかヒットを打っていないものの、自らのバットでグレインキーから決勝点を叩き出し、打撃力健在を大いにアピールした。ちなみに、バムガーナーはダイヤモンドバックスの本拠地チェイス・フィールドで通算105回2/3を投げて防御率2.81をマーク。同球場で15試合以上に先発している投手のなかではランディ・ジョンソンの防御率2.96を上回り、歴代ベストの数字となっている。

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