「アートストリート」 絵画、陶芸…など計70点 浦上、銅座地区など市内各所で 12日まで

 長崎市で複数のアート系イベントを展開する「長崎平和アートプロジェクト(ナヘア)」が開幕した4日、イベントの一つで浦上、銅座地区など市内各所の店舗や公共施設といった計26カ所に約70点を飾る「ナガサキアートストリート」が始まった。12日まで。
 地元の作家団体「アートマニアながさき」主催。街角をギャラリーに見立てて2015年に浦上地区で始め、4回目。今回は約40人が「平和」をテーマに絵画、陶芸、立体など多彩に出品。平和町、浜口町、築町、寺町などのお店や飲食店、銀行、美術館、寺などが協力し、各1点から数点程度を飾っている(一部展示は会期が異なる)。ほかに長崎原爆資料館(平野町)の「振り袖の少女像」付近で11~17日に「屋外アート」がある。
 平和町の「フルーツいわなが」では、店内の一角にドローイング(素描)1点が置かれ、来店客が見入っていた。
 「アートマニア-」メンバーでナヘア副代表の内藤修子さん(68)=長崎市=は「市民に街角で作品との出合いを楽しんでほしい」と話した。

ドローイングの展示作品に見入る来店客=長崎市、フルーツいわなが

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