熊本地震で被災の西原村商工会館、移転新築

完成した西原村商工会の新会館=同村

 西原村商工会は、熊本地震で被災した村役場敷地内の商工会館を移転新築した。旧会館は建物の基礎部分が傾斜するなどして半壊。相談や研修業務が満足にできない状態だったが、新会館の完成で2年4カ月ぶりに業務が平常化した。

 新会館は、役場近くの小森仮設団地敷地内の324平方メートルを村から賃借。木造2階建て、延べ床面積は旧会館と同規模の122平方メートル。1階が事務所兼相談室、2階が研修室。総事業費は2620万円で、4分の3は県の補助金を充てた。

 1月の着工まで、壁にひび割れが生じ、雨漏りがする旧事務所で業務を続けた。相談や研修は村施設を借り上げて行わざるを得ず、「毎日、相談業務を開くこともできず、相当不便だった」という。

 しかし、復旧費用を公費で補助するグループ補助金に関し、会員ら70社超の申請手続きにめどが立つまで、新会館建設を見送っていた。

 内田敏則会長は「地震後は会員の生活再建などが中心で、会館建設を優先できるような状況ではなかった。新会館は会員のよりどころとして大いに活用してもらい、情報発信も積極的にしていきたい」と話している。(田端美華)

(2018年8月5日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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