【MLB】大谷、“お得意様”に今季13度目マルチ&1打点&メジャー初死球も…エ軍は連敗

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

フェンス最上部直撃二塁打&左前適時打、インディアンス戦は22打数11安打と活躍

 エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地インディアンス戦に3試合連続で「3番・DH」で先発出場し、4打数2安打1打点。7回にはメジャー初死球もあった。フェンス直撃二塁打にバットを折りながらの左前適時打と今季13度目のマルチ安打を記録し、“お得意様“のインディアンス相手に活躍したが、エンゼルスは3-4で敗れた。

 大谷は0-0で迎えた初回、2死走者なしでいきなり快音を響かせた。カウント2-2から右腕ビーバーの81マイル(約130キロ)のカーブを捉えると、打球は伸びて左中間フェンス最上部に直撃。あと数メートルでホームランという大飛球でツーベースとした。

 0-3で迎えた4回は無死走者なしで右翼へ大飛球を放つも、フェンス手前でカブレラがジャンピングキャッチ。美技でヒットを阻まれたが、1点を返して1-3となって迎えた5回に2本目のヒットが飛び出す。2死三塁で2ボールからビーバーのカーブを打ち、バットを折りながらしぶとくレフト前に運んだ。今季13度目のマルチ安打は貴重なタイムリー。エンゼルスは1点差に迫った。大谷は2アウトで得点圏に走者を置いた場面では今季17打数9安打で13打点と抜群の勝負強さを見せている。

 2点差となって迎えた7回は1死一、二塁で打席へ。しかし、メジャー屈指の救援左腕ミラーの94マイル(約151キロ)直球が右膝に直撃する死球。打席の大谷は思わず声をあげた。これで満塁へとチャンスが広がったが、エンゼルスは後続が倒れて得点は奪えなかった。大谷は9回1死一塁で打席へ。暴投で1死二塁と得点圏に走者が進んだものの、ここは左腕ハンドの前に一ゴロに倒れた。

 2打席連続弾を含む4安打をマークした3日(同4日)以来2試合ぶりのマルチ安打を記録。エンゼルスは負け越したものの、大谷は今季、強豪インディアンス戦は5試合で22打数11安打、4本塁打、9打点と好成績を残した。打率は.271となった。(Full-Count編集部)

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