繊細な作業に苦戦 小学生 医療現場を体感 佐世保

 小学生が医療の仕事を体験する「こども探検隊」が4日、佐世保市大和町の佐世保中央病院(碇秀樹院長)であった。本物の手術器具を使った模擬手術や超音波検査を通し、医療現場を体感した。
 医療に関心をもってもらおうと企画し、市内の小学6年生22人が参加。緊張した様子で白衣に身を包み、手術室や検査室、リハビリ部を回った。
 手術室では、縫合に挑戦。手術で使う顕微鏡をのぞきながら、細い針でガーゼに縫いつけた。子どもたちは繊細な作業に苦戦しながらも、真剣な表情で取り組んでいた。
 医療ドラマが好きという市立花高小6年の石田遥君(12)は「医者は手が器用ですごいと思った。実際にするのはとても難しかった」と話した。

縫合に挑戦する小学生=佐世保中央病院

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