アレナード29号決勝弾 ロッキーズが延長戦を制す

【ロッキーズ5-4ブリュワーズ(延長11回)】@ミラー・パーク

ロッキーズは4対4の同点で迎えた延長11回表にノーラン・アレナードが天高く舞い上がる29号ソロをレフトスタンドに叩き込んで勝ち越しに成功。延長戦を制し、ブリュワーズ3連戦の被スイープを回避した。先発のジョン・グレイが8回1失点と好投し、9回表終了時点で3点をリードしていたロッキーズだが、9回裏に登板したアダム・オッタビーノがまさかの乱調。マイク・ムスターカスに21号ソロを浴びたあと、打撃妨害や暴投も絡み、3点を奪われて同点となった。しかし、11回表にアレナードがこの試合3安打目となる決勝アーチ。10回裏を無失点に抑えた3番手のスコット・オバーグは開幕から無傷の7連勝となった。

ロッキーズのバド・ブラック監督は「あれは大きなホームランだった。彼はMVP候補に挙げられているけど、その地位を固め始めているね」と語り、決勝アーチを放ったアレナードの活躍を絶賛した。先発のグレイが好投し、打線もトレバー・ストーリーの24号3ランなどで援護して快勝ムードが漂っていた試合だったが、防御率1.35のオッタビーノがまさかの3失点。最後は主砲のひと振りでロッキーズがなんとか接戦をモノにした。この勝利によりロッキーズは地区首位との2ゲーム差をキープ。ポストシーズン進出を果たすことができれば、アレナードのMVP受賞の可能性もグッと高まるはずだ。

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