【高校野球】大阪桐蔭が春夏連覇へ初戦突破 佐久長聖は史上初のタイブレークを制す

第4試合は史上初のタイブレークを制した佐久長聖が2回戦に進出!

高知商は乱打戦を制し、沖学園は甲子園初勝利

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会は6日、大会2日目で1回戦4試合が行われ、12年ぶりの甲子園出場となった高知商(高知)、春夏連覇を狙う大阪桐蔭(北大阪)、春夏通じて初出場の沖学園(南福岡)、佐久長聖(長野)がそれぞれ勝ち、2回戦に進出した。

○高知商(高知)14-12山梨学院(山梨)
 12年ぶりの出場となった高知商が、両校計30安打26得点の壮絶な乱打戦を制した。3回に勝ち越しに成功した高知商は4回までに6点のリードを奪ったが、5回に一挙に8点を失って試合をひっくり返された。だが、6回に西村、乗松、藤高の3連続タイムリーで再逆転。7回表に再び逆転されたが、その裏に浜田の適時打で同点とすると、満塁で西村が2点タイムリーを放ち勝ち越した。

○大阪桐蔭(北大阪)3-1作新学院(栃木)
 史上初となる2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭が、貫禄の初戦突破を果たした。2016年の覇者・作新学院と対戦すると、2回に根尾の三塁打でチャンスを作り、山田の犠飛で先制。8回には藤原が適時打を放ち、さらに相手の失策が重なって打者走者の藤原も生還。リードを広げると、先発の柿木が1失点完投勝利を飾った。

○沖学園(南福岡)4-2北照(南北海道)
 春夏通じて甲子園初出場となった沖学園が、聖地での初勝利を挙げた。3回2死満塁から吉村の適時打で先制すると、5回には市川、三浦の連続適時打で2点を追加。1点差に迫られたが、7回に相手の失策で1点を加えた。先発の斉藤は10安打を許しながらも要所を締めて2失点完投で勝利を飾った。

○佐久長聖(長野)5-4旭川大高(北北海道)
 甲子園で史上初の延長タイブレークにもつれ込んだ大激戦を佐久長聖が制した。4-4のまま延長戦に突入すると、12回でも決着はつかず。タイブレーク1イニング目の13回も両校無得点に終わり、14回についに決着。佐久長聖が無死満塁から二ゴロの間に勝ち越し点をあげると、この1点を守り抜き、大接戦に終止符を打った。

 この結果、第1試合を勝った高知商は慶応と大会8日目の第4試合で対戦。第2試合に勝った大阪桐蔭は第3試合の勝者となった沖学園と大会9日目の第1試合で2回戦を戦う。佐久長聖は大会3日目の第1試合の佐賀商(佐賀)対高岡商(富山)の勝者と2回戦で対戦する。(Full-Count編集部)

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