愛くるしい アメリカビーバーの双子誕生 森きららで初 

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)で、同園初となるアメリカビーバーの双子が誕生し、愛くるしい姿を見せている。
 北米の水辺に生息するネズミの仲間。水中での生活に適応するため、オールのような尻尾が特徴という。
 6月8日に同園が飼育する雌のシュウ(8)と、長崎バイオパークから“婿入り”した雄のミツバ(3)との間に生まれた。性別は不明。体長は約30センチで、シュウと一緒に公開している。夜行性のため、日中は巣で寝ていることが多い。午後4時ごろ活動し始め、プールで泳いだり、餌を食べたりしている。
 飼育員の土屋知己さん(24)は「お母さんについて回る様子がかわいい。8月の土曜や盆は、開園時間を午後8時半まで延長しており、夜に動いている姿を見られる確率が高い」と話した。

シュウ(左)の横で愛くるしい姿を見せる双子=佐世保市、森きらら

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