マーリンズ・陳偉殷が6回途中無失点 ホーム防御率1.94

【カージナルス1-2マーリンズ】@マーリンズ・パーク

マーリンズの陳偉殷(チェン・ウェイン)がカージナルス打線を6回途中までわずか1安打に封じる好投を見せ、チームを勝利に導いた。チェンは初回を三者凡退に抑えると、2回表は二死一、三塁でヤイロ・ムニョスを見逃し三振に抑えてピンチを脱出。その後は6回表二死一塁の場面で降板するまで、カージナルス打線にヒットを許さなかった。マーリンズ打線は初回にブライアン・アンダーソンのタイムリーで先制し、4回裏にはスターリン・カストロが9号ソロ。最終回はクローザーのカイル・ベアクローが押し出し四球で1点を献上し、さらに一死満塁のピンチが続いたものの、急遽登板したハビー・ゲラがヤディアー・モリーナを併殺打に打ち取り、1点リードを守り抜いた。

試合開始前の時点で今季ホームでは8先発で防御率2.18、アウェイでは9先発で防御率10.27と極端な「内弁慶」となっていた陳だが、得意のホームで見事なピッチングを披露した。カージナルス打線に許したヒットは2回表先頭のマーセル・オズーナに浴びた単打だけであり、得点圏に走者を背負ったのも2回表だけ。6回途中まで91球を投げて奪った三振は4つだけだったが、コーナーを丁寧に攻め、打たせて取るピッチングでカージナルス打線を翻弄した。この試合の成績を加え、今季ホームでは9先発で防御率1.94、被打率.193という素晴らしい成績。2先発ぶりとなる今季4勝目(8敗)をマークした。

© MLB Advanced Media, LP.