プレミアリーグを制するためには、実力に加えて少しの運も必要になる。ここでいう運とは、オフサイドが見逃されての失点、ダイブだったのにPKと判定されての失点、逆に誤ったオフサイドの判定で得点が取り消されたり、PKと判定されなかったり、妥当ではないレッドカードを受けたりといったもののことだ。
英『BBC』は、昨季のゲームを振り返ると最も運がなかったのはリヴァプールだと伝えている。リヴァプールはこうした判定、またロスタイムの失点から勝ち点を計12点失っているのだ。ロスタイムの失点を不運で片づけていいのかは微妙なところだが、同メディアの計算では12点も不運な形から勝ち点を落としている。
昨季リヴァプールは勝ち点75で4位フィニッシュとなっているが、不運がなければ勝ち点は87に達して2位に入っていたことになる。一方で最も運が良かったクラブにはマンチェスター・ユナイテッドが選ばれており、マンUは運で勝ち点を6ポイントも獲得したと同メディアは伝えている。
そうなると、マンUは勝ち点81だったのが75まで落ちる。マンUが4位となり、リヴァプールが2位と順位がひっくり返るのだ。どちらにしてもマンチェスター・シティが運など関係ないほどの強さでぶっちぎったことに変わりはないのだが、今季リヴァプールがプレミアを制するには運も味方してくれる必要がありそうだ。