旧優生保護法(1948~96年)の下、障害者らに強制不妊手術が繰り返された問題で、手術の適否を判断する県の優生保護審査会が会合を開かず、書類審査だけで9人の手術実施を決めていたことが7日、分かった。県が開示した1965(昭和40)年の資料で判明した。書類の持ち回りによる決定を「適当でない」とする53(同28)年の国の通知に反し、審査会が形骸化していた可能性が出てきた。
強制不妊手術、書類のみで判断 審査会形骸化か
- Published
- 2018/08/08 08:08 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 18:09 (JST)