【ソフトボール】カナダに守り勝ちで1位突破“王手“の日本 宇津木監督「豪州にも勝たないと」

ソフトボール女子日本代表・宇津木麗華監督【写真:荒川祐史】

世界ランク3位のカナダから敵失で2得点、豪州戦も「自分たちのリズムで」

 台風接近で雨が降る悪コンデションの中、世界ランク3位のカナダ相手に日本が守り勝った。

 世界女子ソフトボール選手権予選B組の日本は、7日に習志野市の第一カッター球場(秋津球場)で行われた一戦に2-0で勝利。初回に降雨中断があったが、先発・上野が4安打無失点で踏ん張り、敵失でもらった2点を守り切って6戦全勝。8日のオーストラリア戦に勝てば、1位通過が決まる。

 宇津木監督は「厳しい内容は予想していた。相手もエースが出てくる。守るしかない。エラーが出た方が負ける」と振り返ったが、まさに予想通りの展開になった。

 打線はカナダのチェンジアップ投手、ジェナ・カイラに苦しみ、3安打に抑えられたものの、3回に9番で先発した快足のベテラン・河野美里(太陽誘電)の中前打からチャンスをつかんだ。暴投、盗塁などで2死二、三塁として、山崎の内野ゴロが敵失を誘って2点先制。これを先発・上野が守り切った。「ここまで来たら(オーストラリア戦は)勝たないと。(予選は)通過点。自分たちのリズムで、自分達のプレーで勝ちたい」と宇津木監督。決勝トーナメントの米国戦へ、予選全勝しか考えていない。(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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