【特集】津川雅彦さん 映画、ドラマの歩み 写真で振り返る名優の軌跡

NHK大河ドラマ「葵~徳川三代」の徳川家康役に決まり抱負を語る津川雅彦さん。左は西田敏行さん=1999年1月、東京・渋谷のNHK

 映画「マルサの女」「あげまん」などの俳優として知られ、重厚な役柄で存在感を示してきた津川雅彦さんが4日に死去した。78歳。「狂った果実」(1956年)で石原裕次郎さんの弟役として本格デビューした。父が沢村国太郎さん、兄が長門裕之さんで芸能界ファミリーとして育った。妻は今年4月に亡くなった朝丘雪路さん。伊丹十三監督の「マルサの女」での国税査察官、NHK大河ドラマ「葵 徳川三代」の徳川家康役での演技が印象に残っている方が多いのではないだろうか。写真で津川雅彦さんの軌跡を振り返った。(構成 共同通信=柴田友明)

インタビューを受ける津川雅彦さん=1958(33)年3月12日
朝丘雪路さん、津川雅彦さんの結婚=1973(昭和48)年5月28日、東京・永田町
俳優津川雅彦・朝丘雪路夫妻の長女が、東京・世田谷の自宅から連れ去られたが、無事救出された=1974(昭和49)年8月16日、都内の病院で
俳優、「独眼竜正宗」会見、勝新太郎さん(右)と津川雅彦さん(左)、1986(昭和61)年6月11日撮影、NHK前にて
「グランパパ」でおもちゃに囲まれインタビューを受ける津川雅彦さん=1990年2月9日、東京・青山
NHK大河ドラマ「八代将軍 吉宗」の出演者=1994年10月4日、東京・渋谷NHK(前列左から細川ふみえ、山田邦子、西田敏行、山崎直子、宮崎ますみ、2列目左から藤村志保、斉藤由貴、津川雅彦、松原智恵子、中田喜子、床嶋佳子、3列目左から野口五郎、小林稔侍、滝田栄、江守徹、石坂浩二、辰巳琢郎、榎本孝明)
NHK大河ドラマ「葵 徳川三代」ロケ風景、家康役の津川雅彦さん=1999年6月9日、静岡県御殿場市
兄長門裕之さんの葬儀を終え、記者の質問に答える津川雅彦さん=2011年5月24日午後、東京都港区の善福寺
津川雅彦さんをモデルに起用し、デザインを一新した拉致問題の啓発ポスタ、2013年
妻の朝丘雪路さんの死去を受け、思いを語る俳優の津川雅彦さん=2018年5月20日午後、東京都港区

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