ビワたっぷりかき氷いかが 10日 茂木で「夏ラボ」

 県内外の女性約30人が長崎の楽しさを発信する「ナガサキマチナカ女子部」は10日、長崎市茂木町のビワ加工場「茂木ラボ」で開くイベント「夏の女子ラボ~MOGIで私のこだわりスイッチ発見!~」で、特産ビワを使ったかき氷を販売する。阿部美和子部長は「手作りかき氷を茂木で味わって、暑い夏を乗り切って」とアピールする。
 名前は「ビワコの氷」(500円)。ほのかな甘みとさっぱりとした酸味が特徴。ビワのゼリーとペースト、南島原市深江町の天然水で作った氷を交互に容器に入れ、シロップを注いだ。色合いや食感の違いを楽しむことができる。
 ビワコの氷は、生産者の高齢化などによって放置されたり、規格外で市場に出せないビワを使用。「ビワ農家の娘として、市場に出回っているものと同じなのに、食べてもらえないのがかわいそうだった」と阿部さん。来年以降も同部のイベントで提供する予定で、「県内外に広めていければ」と意気込む。
 イベントは午後2時から。占いや子ども向けのせっけん作り体験、造り酒屋の甘酒や手作りジンジャーシロップなど南島原産の商品が並ぶマーケットもある。
 かき氷は、11日も午前11時から、同町の菓子店「茂木一まる香本家」店頭で販売する。

放置ビワなどを譲り受け作った「ビワコのかき氷」と阿部さん=長崎市、茂木ラボ

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