レンジャーズ・コローン 中南米出身新記録の246勝目

【マリナーズ4-11レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

レンジャーズ先発のバートロ・コローンは2回表にネルソン・クルーズとカイル・シーガーに2者連続本塁打を浴びるなど5回までに4点を失ったものの、94球を投げて7イニングを投げ切る力投。レンジャーズ打線は45歳のベテラン右腕の力投に奮起して3~6回の4イニングだけで11点を奪い、コローンにラテンアメリカ出身の投手としては歴代最多となる通算246勝目をプレゼントした。一方、マリナーズ先発のフェリックス・ヘルナンデスは味方のエラーにも足を引っ張られ、6回11失点(自責点7)の大乱調。5年ぶりの2ケタ敗戦となる今季10敗目(8勝)を喫した。

ニカラグア出身のデニス・マルティネスが持つ通算245勝のラテンアメリカ出身最多勝記録の更新を目標の1つに掲げていたコローンが、ついにマルティネスの記録を破った。昨季終了時点で通算240勝に達していたコローンは、マリナーズ打線を相手に7回4失点の力投を見せ、今季6勝目(10敗)をマーク。通算246勝のラテンアメリカ出身新記録を樹立した。「とても長い旅だったけど、ついに(マルティネスの)記録を破ることができたよ」とコローン。「今日は打線に感謝している。(記録を破ることができて)とてもいい気分だね」と語るその表情には、喜びと安堵が溢れていた。

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