ピベッタ好投で7勝目 フィリーズが地区首位対決制す

【フィリーズ5-2ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ナ・リーグ東部地区のフィリーズとナ・リーグ西部地区のダイヤモンドバックスが激突した一戦は、先発のニック・ピベッタが好投し、8回表に4点を追加してダメ押ししたフィリーズが5対2で勝利。フィリーズは地区2位のブレーブスとの1.5ゲーム差をキープし、ダイヤモンドバックスはドジャースに抜かれて地区2位に転落した。3回表にニック・ウィリアムスの16号ソロで先制したフィリーズは、先発のピベッタが6回96球無失点の好投でダイヤモンドバックス打線をシャットアウト。8回表にはアズドゥルバル・カブレラとホルヘ・アルファーロのタイムリーなどで4点を追加し、リリーフ陣はダイヤモンドバックスの反撃を2点に抑えた。

トレード市場で先発投手の補強に動かなかったフィリーズだが、先発投手陣は直近8試合で防御率1.46と安定感抜群のパフォーマンス。現有戦力で十分に戦えるというフロント陣の判断が正しかったことを選手たちが証明している。「僕たちは良いピッチングをすることでお互いに刺激を与え合っている。間違いなく良い方向に向かっていると思うよ」とピベッタ。32歳のジェイク・アリエタを除けば、ピベッタを含む先発4投手はいずれも24~26歳と年齢が近く、同世代の若手投手が切磋琢磨しながら刺激を与え合うという好循環がフィリーズには生まれている。アーロン・ノラを中心とする先発ローテーションで地区優勝のゴールテープを切ることができるのか。フィリーズ先発陣のさらなる活躍に期待したい。

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