台風13号 木曜明け方に千葉・茨城最接近

8日午後11時の台風13号の位置と今後の進路予想。

 強い台風13号は、房総半島の南東海上を北上していて、木曜日の未明から昼前にかけて、千葉県・茨城県の沿岸をゆっくりと北上していく見込みだ。関東の東側を中心に、木曜日の通勤通学の時間帯に交通機関への影響が出るため注意が必要となる。

 台風13号は、水曜日午後11時時点で、千葉県勝浦市の東南東およそ100kmの海上にあるとみられ、時速10kmと非常にゆっくりと北上している。
 木曜日の午前5時から6時ごろには千葉県銚子市付近に進む見込みで、この時間に首都圏に最も近づくとみられる。
 木曜日の昼ごろには福島県沖に進み、夜にかけて東の海上へと離れていく見込みだ。

暴風・高波・高潮 影響長引くおそれ

 すでに関東の全域が強風域に入っているが、木曜日の午前中は関東の東側の地域が暴風域に入るおそれがある。木曜日に予想される最大瞬間風速は、関東で50メートル、東北で45メートルなどとなっている。
 また、海は大しけとなっていて関東と東北では10メートルの高波が予想されているほか、太平洋沿岸では高潮が発生するおそれもある。
 台風の進むスピードが非常に遅く、激しい現象が長時間続くおそれがあるため、警戒が必要だ。

大雨

 台風からの非常に湿った空気が担当や東北南部に流れ込み続けるため、大雨となるおそれがある。
 木曜日に予想される雨量は、関東で250ミリ、東北で180ミリ。落雷や竜巻などの突風にも注意が必要だ。

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