茅ケ崎19施設に危険な塀 通学路の塀には傾きや劣化

 茅ケ崎市は8日、大阪北部地震を受けて市内の公共施設のブロック塀などを調査した結果、地震で倒壊する恐れがある危険な塀などが19施設で見つかったと発表した。また市立小学校の指定通学路沿いで、傾きやひび割れがある民間所有の塀が約千カ所に上ったことも明らかにした。

 市施設再編整備課などによると、対象は、市民利用が多い民間施設も含めた計469施設の塀。目視で点検したところ、市体育館や南湖会館など19施設(民間所有は5施設)で建築基準法施行令に適合しない塀や、危険と判定される塀が見つかった。同課は撤去や改修するとしている。

 市立小中学校計32校では危険な塀はなかったが、小学校の指定通学路沿いにある民間所有の塀(高さ1メートル以上)で劣化や傾斜が見つかった。今後、所有者に周知していくという。

茅ケ崎市役所

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