ロッテ井口監督、月間MVP初受賞の井上を称賛「いろんな意味の成長だと思う」

ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】

キャリアハイの活躍に「これだけやれる選手だって僕は思ってました」

 ロッテの井口資仁監督が8日、同日に7月度「日本生命月間MVP賞」を受賞した井上晴哉内野手を称えた。

 井上は7月にチームの全20試合に出場し、打率.400、7本塁打、23打点の活躍。18試合で出塁し、マルチヒットを8試合で記録した他、5本の先制打、3本の勝ち越し打、2本の同点打と勝負強さを見せつけた。

「これだけやれる選手だって、僕は思ってました」という指揮官は、「ボール球を追いかけなくなったし、コンパクトにバットを振れるようになったんで、打率もホームラン数も出てきていると思います。試合に出続けていることで、結果もそうですすけど、自信が自分の中に出てきた」と技術面と精神面での成長を指摘。「これは本人の努力だったり、いろんな意味の成長だと思う。引き続きシーズン最後まで自分がどれだけできるのかトライしていってほしい」と称えると同時にエールを送った。

 チームはこの日、台風13号の影響で本拠地ソフトバンク戦が中止となり、室内で練習を行った。前日は接戦を落とし、借金2となったが、まだまだクライマックスシリーズ出場をかけた混戦の真っ只中。今季は悪天候の影響で中止となった試合も多く、9月、10月と過密スケジュールが予測されるが、「いい位置にいればそれだけのモチベーションの中で試合ができる。緊張感のある中で。そういう意味ではあまり連戦っていうのは関係ないと僕の中では思っていますし、そういう時だからいいパフォーマンスができるんじゃないかと思っています」と、これから訪れる正念場を心待ちにした。(佐藤直子 / Naoko Sato)

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