体いっぱい動かして 熊本市の指導団体が子ども支援プログラム開発中

園児に体育指導をする「Fun&Fit」の緒方保美代表(左端)ら=7月19日、熊本市北区の麻生田保育園

 熊本地震の被災地で幼児の体育指導を続ける熊本市東区の一般社団法人「Fun&Fit(ファン・アンド・フィット)」がこの間の実践を生かし、各地で応用できる運動プログラム開発に取り組んでいる。被災して体を動かす機会が減る子どもたちの「ストレス軽減や運動の確保に役立ててほしい」との考えだ。

 2009年発足の同法人は幼稚園、保育園や小中学校などに体育指導の講師を派遣している。16年の熊本地震では避難所への物資支援のほか、同年10月からは益城町など被災地の幼保9園で指導を開始。本年度は益城町、御船町、熊本市の9園で指導とプログラム開発を進めている。

 被災地では安心して遊べる場が乏しく、避難所や仮設住宅での子ども支援も限られる。このため「子どもたちの体力や運動能力の低下の抑制と、夢中になってストレスを発散できる環境づくりが肝心」と同法人の緒方保美[やすみ]代表(33)。はしごを横倒しにしてアスレチックコースに組み入れるなど、「物資が限られる被災地でもやりやすい方法を工夫している」という。

 親子のスキンシップが深まる体操など保護者のストレスを軽減する運動も取り入れている。開発中のプログラムは理学療法士らと連携して検証後、全国で活用できるようホームページで無料公開する予定。18日には熊本市北区のフードパル熊本で親子が体を動かして楽しめるイベントを開き、プログラム開発への協力も呼び掛ける。(小多崇)

(2018年8月9日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

©株式会社熊本日日新聞社

紙面を彩った火の国球児たち

「夏の甲子園100回」を記念し、熊本出身のスターたちの〝球児〟時代を取り上げます。 第3弾は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(熊本工出、人吉市出身)です。

ご購入はこちらから