LGBT寄り添い対応を 熊本市が職員向けハンドブック 九州自治体で初

熊本市が性的少数者(LGBT)に対する理解を深めようと作成した市職員向けハンドブック

 熊本市は、性的少数者(LGBT)に対する理解を深め、相手に寄り添った適切な対応をしようと、職員向けのハンドブックを作成した。市によると、行政職員向けは九州の自治体で初という。

 性の多様性を理解するための基礎知識、窓口や職場内での対応をまとめている。窓口では、書類上の記載と外見が一致しないからと必要以上に見比べたり聞き直したりしない、異性パートナーを前提とする表現を避ける-などと例示。申請書の性別欄が必要かどうか精査することや、災害時のマニュアル見直しなども、明記した。

 性的少数者が住みやすい熊本のまちづくりを目指すグループ「くまにじ」の協力で、先行する千葉市や文京区の事例を参考にした。A4判12ページで、イントラネット(職員専用サイト)で公開。「市民にも理解を深めてほしい」と近く市のホームページにも掲載する。

 熊本市では本年度から、職員採用試験の申込書や期日前投票の宣誓書の性別欄を削除したり、任意項目にしたりするなどの対応を進めている。大西一史市長は8日の定例記者会見で「市民一人一人の人権が尊重される社会環境の整備を充実させたい」と話した。(酒森希)

(2018年8月9日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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